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[仕事][写真] S3pro・ダイナミックレンジテスト スタジオ編

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今度はスタジオで、写真の左にある18%グレーカードがどこまで再現されるか調べてみた。
簡単なゾーンシステムのようなものである。

調べたのは、
  1. S2pro
  2. S3pro D-レンジ”STD”
  3. S3pro D-レンジ”WIDE2"
の3種類。

まず、適正露光でのフィルムで言うところの実効感度的には、S2proが若干明るい数値が出たが誤差の範囲程度のもので、どれもそれほど変わらなかった。
しかし、ダイナミックレンジの幅の影響か画像全体を見た印象は、S2pro>S3pro"STD">S3pro"WIDE2"と言う感じで明るく見えてしまう。人間の目とは面白いものである。

ハイライト側はどうか?
  1. S2proが、絞りで2.5段目で白飛び、なので実際には18%グレーから2段まで。
  2. S3pro"STD"も、ほぼ同じ結果。
  3. S3pro"WIDE2"では、4.5段目で白飛び、なので4段目までが使える範囲。
シャドー側は、ノイズの影響もあるみたいなので数値的にどこまでと判断するのは難しいところであるが、結果は?
  1. S2proは、6.5段目で真っ黒、なので6段目まで。
  2. S3pro"STD"、9段目で真っ黒。
  3. S3pro"WIDE2"も"STD"と同じく、9段目で真っ黒。
ではあるが、S3proの場合7.5段目あたりからかなり緩やかな曲線を描いているようなので、実用的にはこのあたりまでと言う判断の方が良いであろう。
結果的には、ハイライト側はメーカーの仰るとおりであり、それよりも発見だったのはシャドー側の階調も"STD"・"WIDE"共に同じように広がっていたという事である。
まだS2proとS3proの両方を持ち出して、同じ条件・同じ被写体を撮影比較などはしていないのであるが、今までの印象では、S3proはダイナミックレンジがただ単純に広がっただけではなく、S2proのようにある所から(例えるなら、崖から飛び降りたように)突然階調を失って白飛びしたり黒潰れしないで、フィルムのようになめらかに着地という感じ。撮影後の画像を見ていて、何故か気持ち良く感じるのは、この辺が影響しているのか。
まさしく写真画質!!
ただ、あまり使う事は無さそうであるが"STD"モードは、今日の結果ではハイライトはS2proと同じくらいなのだが、通常撮影での画像全体から受ける印象は、S2proよりあるところからのハイライトだけが飛びやすい印象である。やはりS画素とR画素を役割分担した結果なのだろうか? シャドー側が広がってハイライトまでの階調がなだらかなだけに目立ってしまっているようで、注意が必要なところである。

ちなみに、私のやっているテストは、自分で使うための判断材料を得るために、私にとって必要な事だけ(それほど厳密な結果ではない)を調べているだけなので、ほんの参考程度にしてください。

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このページは、yukioが2004年12月22日 16:03に書いたブログ記事です。

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