「GO SHIN TAI」、祇園祭宵山で山鉾の写真を撮っているとさっきから聞えてくる声。
「ゴーシンタ〜イ」、チラッと声のする方向を見ると、私と同い年かもう少し年配と思われる欧米人の男性ともう少し若そうな日本人女性のカップルの会話の模様。
この言葉以外は雑踏の騒音にかき消されて話の内容は聞き取れないのではあるが、日本通の流暢に日本語を話す欧米男性が日本人女性に「御神体」について話しているらしい。
しかしこの欧米男性、普通に喋っている言葉はそうでもないのであるが「ゴーシンタ〜イ」と言う時はやけにハッキリとした大きな声で、それも頻繁に「ゴーシンタ〜イ」とおっしゃるので私の方もやけに気になってきてしまう。
「ゴーシンタ〜イ」
ファインダーを覗きながら心の中で「ゴーシンタ〜イじゃなくて御神体」
「GO SHIN TAI」
だから「ごしんたい」!!
その山鉾の撮影を終えて他の別の山鉾を撮影していると、またしても後ろのほうから
「ゴーシンタ〜イ」。
まだ「御神体」論議は続いているらしい。
さらに「ゴーシンタ〜イ」論議は白熱の様相を呈し「ゴーシンタ〜イ」の連発。
撮影を終えて帰路についた私の頭の中ではもう「ゴーシンタ〜イ」の合唱が鳴りやむ事はなかったのであった。(爆)
人出はやはりものすごかったですが、今年は気温も高くなく時折そよそよと涼しい風が吹き抜ける快適な祇園祭の一夜でした。
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