2009年5月アーカイブ

映画館へ行ったの何年ぶりだろう?

STAR TREK、観てきました。

子供の頃、毎日のようにテレビで見ていた以来のトレッキーです。(笑)
最近映画はほとんど、DVDが出てからレンタルで観ていたのですが、トレッキーとしてはやっぱり今度の新作STAR TREK気になるでしょう。
一昨年だったかネットでティザー予告編みたいの見て以来、気になって気になって。
エンタープライズ号、地上で溶接工が手作りで溶接して建造してるんですよ、そりゃー気になるでしょう。(笑)

で、今度の映画のSTAR TREKは、私が子供の頃見ていたテレビシリーズが始まる前、エンタープライズ号が調査飛行へ出発する前までの話で、カークやスポックやマッコイ等々の主要レギュラーメンバーがエンタープライズ号へ集まってくるんですが、と書くとだいたい予測が付きそうなんですが、それがなかなか、今回のSTAR TREKは今までのSTAR TREKシリーズの延長線上の話にあるのじゃなく、いやいや延長線上なんですが新しいシリーズの始まりになっているようで、なかなか上手いです。
しかし、ブラックホールってやつは便利なもんですなぁ。
話をリセットするにはほんとに都合が良い。(笑)
このあたりSFと言うのは、もうなんでもありですねぇ。便利すぎる。(爆)
いや、否定してるのではなく、上手くもう一つのSTAR TREKを始めたなと感心してるのです。
旧来のSTAR TREKファンの私としては良い方に裏切られたと言う感じで充分楽しめました。
今回のSTAR TREKは、私のようなオールドファンも、今までSTAR TREKを知らなかった若手も充分楽しめます。
たぶんこの後もシリーズ化しそうな気配なのでここから見始めるのも良いかもです。
とてもオススメです!!

しかし、スポックって良いキャラクターだよな。
昔からスポックの大ファンで子供の頃は良く真似してたけど、今回は新旧2人もスポックが出てきて、私はそれだけでも十分ニンマリ∈^0^∋でした。(笑)
ただいま放送中のNHK土曜ドラマ「遥かなる絆」の原作「あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅」のスピンオフ本。

「あの戦争から・・・」の第1部のみから見れば外伝と言うより本伝と言った方が私はシックリ来るような気がしますが・・・(笑)

まあそんな事はさておき。

この「あの戦争から遠く離れて外伝―「孫玉福」39年目の真実」は孫玉福こと城戸幹さん御自身による著作です。

で、語られている内容はノンフィクションなので当り前なんですが同じ話です。
が、さすが御本人による著作、かなり詳細に当時の事が余すところ無く語られています。
相当な迫力です。

私がこの本を読んでみようと思ったのは、「あの戦争から・・・」でも充分感動したし内容的にも良かったのですが、たぶん多くの人(戦後生まれのと言った方が良いかも?)が感じられると思うのですがお父さんがどうしてそこまでして日本に帰ろうとしたのかと言うところをもう少し知りたいと思ったのと、当時の中国の状況や中国の一般庶民の生活の状況を知る事ができるのではないかと言うことで。
日本との国交が途絶えていた当時の中国の私の認識と言えば、自民服を着た人がものすごい数の自転車で大通りを走っている光景くらいで、実際中で何が起こっていたのかどんな生活をしていたのかなんて全く知らなかった。
知らなかったと言っても、私と同年代くらいの男子は中国の一般人の生活を全く知らないかと言えばそんな事はなく、中学生前後の多感な頃にブルース・リーの映画の洗礼を受けたためで、そう言えば当時夢中で見たブルース・リーやその後流行ったカンフー映画(まあ中国国内じゃなくほとんどが香港映画ですが)に出てくる舞台設定が一般の中国人の生活を描いていたりする物も結構あったので、漠然と知っていたり(知っているつもり?)するのですが。
「「孫玉福」39年目の真実」を読み進んでいくと、我々の世代ではもうなくなっていますが私が小さな頃見てきた祖父の世代の人間関係を思い起こしてみると「嗚呼、なんか似てるよな」と言うところがあったりしますが、農村部と都会の格差(私の祖父も農村から都会に出てきた人で)などは日本では考えられない格差と制度が有った事を知る事が出来たり非常に興味深かったです。
で、城戸幹さんがどうしてそこまでして帰ってきたかと言うところですが、幹さん御本人からすれば1/10も分かってないと思われるでしょうが、なんかもう少し分かったような気がします。基本的には本当の親に会ってみたいと言う帰巣本能みたいなものが有って、その上に当時の中国在住の日本人としての社会状況なんですが、「あの戦争から・・・」では語られていない「「孫玉福」39年目の真実」で始めて明かされた事実、さり気なく書かれていますが、自分の身に置き換えて考えてみるとこれは相当恐い状況です。
なんか戦後経済成長と共に育った私たちには、こうやって御本人自ら語っていただかないと理解できない事でしょう、やっぱり。
あと、娘の久枝さんとは8年ほど前にとある集まりで知り合って以来仲良くさせていただいているのですが、知り合った当初は良くいるフリーライターに憧れる若者の一人みたいな認識だったのですが、少しずつ彼女のバックボーンを知り、その後「あの戦争から・・・」の出版までの粘りとガンバリを見てきたものとしては、本に書かれているお父さん幹さんのガンバリを読んでいると、娘の久枝さんのガンバリとまさに瓜二つと言うかダブってきて、私なんかは二重に泣けてきます。
遥か遠くに目標を見付けた時のこの父娘の粘りと頑張り、凄まじい物があります。
まさに「車到山前必有路」です。(私も見習わなければ!!)
凄まじいと言っても、幹さんも久枝さんも実際に会って話してると、普通のあたりの柔らかい気の良い、(ヘ。ヘ)フワッとしたお人柄なんですけどね。(笑)

とまあ、分ったような分からないような事を書いてますが。
「「孫玉福」39年目の真実」はゴールデンウイーク中に読み終えてたのですが、(「あの戦争から・・・」の感想を書いたときもそうなんですが)いろいろな角度から読めて、情報量が多すぎて、感じ入るところも多すぎて右脳だけで生きているような私にはなかなか上手くまとめて紹介することができなくて、こんな感じになっていますが、NHK土曜ドラマ「遥かなる絆」を見て感動したかたや「あの戦争から・・・」を読まれたかたも是非読んでみてください。





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